リンパ浮腫の方へのメッセージ

「まさか自分が」の衝撃から、沢山の葛藤と辛い闘病を超えての今。一度くらい心の底から病気の事を忘れたいと願っているのではないでしょうか?

「悪いところは取ったのだから十分」
「病院でやれる事は無いのだから仕方がない」
・・・違いますよね。

今この時も、不安と共にいらっしゃるのではないでしょうか。

訪問看護を経験させて頂く中で、生活への支援の大切さが身にしみて分かりました。
退院後、患者様が生活者として生き始めるにあたり、生活の変化に戸惑い、悩まれる様子を度々目の当たりにしてきたからです。

私は、頑張って闘病を乗り越えてきた皆様だからこそ、治療後は出来るだけ安心して生活して欲しい。そう願っています。

むくみによる、重さ、だるさ、張り感、痛み…これらの症状は、そのものが相当な苦痛である上に、いつの間にか様々な制限を設け、心までもを塞いでしまいがちです。

動きたくない、出掛けたくない、人に会いたくない…気分が滅入り楽しむ心まで奪ってしまい兼ねません。

体は心をつくる
心は体をつくる
本当に心と体は一つ、繋がっているのです。

とは分かっていても、なかなか気持ちを切り替えるのは、容易な事ではありませんね。

気持ちを変えるのは難しい…
「それならば、体から変わってみたらどうだろう?」
それが私の提案です。

強い張り感が和らいで、体の強張りや痛みが減ったら、どんな気分でしょうか?
むくみで冷えた体が、じんわりと温まってきたら、どんな気分でしょうか?
日に日にむくみが和らいで、ほっそりしてくる手足を見たら、どんな気分でしょうか?

少しずつ変化を実感するにつれ、内面から湧き上がる新たな感情を経験するのではないかと思います。

もっと自分で自分のケアをしてあげたくなるかもしれません。

だって、本当は誰だって、自分のことが愛おしいはずだから…

毎瞬心地よさを選択する習慣の積み重ねは、気分を変え、未来を変えていく力があります。
でも、その最初の一歩が、一人ではしんどいものです。

自己像に対する理想と現実のギャップに苦しめば苦しむ程、無気力になってしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、どうかご自分を責めないであげて下さい。

自分を責めず、嫌わず、ゆったりと構えて、そして安心して…目の前の一歩を踏み出して欲しいと願っています。

「一人では心もとない」
そんな方は是非お声を掛けて下さい。
少しでも皆様のお力になれれば幸いです。